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トリートメント理論

(1)毛髪ダメージの方向

髪のダメージは右図のようにキューティクルの剥離から始まります。キューティクルが紫外線やコーミング、
ドラーイヤーの熱などの物理的な要因、そしてパーマやカラーのような化学的な要因から起こることが
知られていますが、その複合的な要因によって、キューティクル内のエンドキューティクルを構成している
タンパク質が壊れ始め、その結果エンドキューティクル内に多数のボイドと呼ばれる穴が開きます。
タンパク質の流出によってボイドが多くなったキューティクルはコーミングや施術で簡単に剥離するようになります。
また、キューティクル間のCMCも壊れて流出していきます。

キューティクルのバリア機能が低下してくると、毛髪内部のコルテックスにもダメージが広がり始めます。
最初のターゲットとなるのがコルテックスを繋ぎとめていたCMCの流出、さらにはコルテックス内部の
マクロフィブリル間マトリックスが破壊されてボイドが生まれます。構造的にはマクロフィブリル間マトリックスは
エンドキューティクルと同じような壊れやすいタンパク質からできています。さらにダメージが進行すると、
被害はケラチンにも拡大します。最初に非結晶性ケラチンであるマトリックスケラチン(ミクロフィブリル間マトリックス)
にダメージが及び、タンパク質の流出とともに髪の強度やコシを低下させていきます。
さらにビビリ状態まで達すると、結晶性ケラチンであるミクロフィブリルまで分解され、
髪は切れてしまうことになります。

     

(2)内部修復の方向

ダメージした髪を薬剤を駆使して修復するためには、ダメージを受けた順番とは逆の方向から
髪を直していきます。
修復は元通りにすることが理想ですが、ダメージを受けた髪は元通りには回復しません。
壊してしまうと構造は決して元には戻らないのです。したがって、機能という面で髪を
健康な状態に近づけるというのが修復の考え方です。

ダメージした髪の場合、最初に補給しなくてはならないのはダメージホールです。ダメージホール
の補修は低分子のPPTなどの補修剤では役不足です。私たちの髪は高分子のケラチン、
中・低分子の分子のタンパク質やアミノ酸など、そしてオイル成分で構成されています。
このコンプレックスを髪のダメージホールの中で作らなくてはいけません。

例えば壁の穴を考えましょう。この穴を埋めるために低分子の粘土を使います。
しかし、粘土だけでは小さな穴は埋められても大きな穴は風が吹き込むとだんだんもろくなってきて、
ぼろぼろと崩れてしまいます。先人はそこにワラをねり込む事を思いつきました。
ワラを粘土に練りこむと強度は著しく向上し、大きな穴でも直すことができるようになりました。
これが低分子、中分子、高分子の自然界の役割です。髪を補修する際にも髪の
あるべき状態を真似すること、つまり高分子、中分子、低分子を混ぜて補修します。

しかし、風には強くなったが雨には弱いというのが現実で、雨がしみ込みすぎないように
しなくては完全ではありません。それがオイルの役割です。したがって修復は高分子、中分子、
低分子のコンプレックスにオイルをしみ込ませておくことで、補修を長持ちさせるようにするのです。
このような考え方を内部コルテックスと外部キューティクルで行うことが修復の方向なのです。
            

(3)オイルの使い方

髪のオイルにも2種類あります。1つはCMCのような接着剤的なオイルで、
私たちは「すべらないオイル」と呼んでいます。
もう1つは皮脂のようなオイルで、私たちは「すべるオイル」と呼んでいます。
オイルを用いた補修のポイントは、この2つのオイルの使い分けにあります。
分かりやすく説明しましょう。

例えば学校の木造の校舎を想像します。木の床の板は相当傷んでいますよね。
あなたはこれを修復するにはどうしますか?まずは先ほどの穴埋めではないですが、
ところどころにある穴を補修します。おがくずや接着剤などをつかって直しました。

つぎに「すべらないワックス」をつかって表面を整えてから「すべるワックス」を塗装すると
表面の光沢が良くなるだけではなく、ワックスの持ちも良くなります。さびた手すりを想像します。
あなたはまず錆びを落として表面を整えます。それから錆び止めを塗り、そのうえにペンキを塗ります。
錆び止めを塗らずにペンキを直接塗ったら、やがてペンキはペロッと剥がれてしまうでしょう。

毛髪の補修にもすべらないオイルとすべるオイルが必要で、すべらないオイルが特トリで
すべるオイルが裏技オイルなのです。下の例でもわかりますが、錆び止めは特トリ、
ペンキは裏技オイルで希釈液みたいなものはトイトリートメントと役割を分担しています。
多剤式のトリートメントにすることで髪の内部から順番に組み立てることが可能になり、
これを意味を理解して使い分けることがトリートメントシステムには重要ですね。


                               

コルテックス内部の補修を低中高分子量のPPTで行います。揉みこみや蒸すような加温が効果的です。

さらにコルテックス内にすべらないオイルをしみ込ませます。
いったんキューティクル表面のオイルをとります。

そしてキューティクルに補修成分を浸み込ませます。キューティクルにすべるオイルを塗ります。
ダメージがひどい人の場合にはダメージケアトリートメントを全体に塗ってから
中間〜毛先に裏技オイルを塗って揉み込んだほうが全体に広がりやすいです。

加温は効果的です。ミストはお客さまの満足度が高くなります。酸の力をかりて髪を引き締め、
補給した成分が抜けないようにします。また、擬似キューティクルであるキトサンを
傷んだキューティクル表面にコートしたり、枝毛をまとめたりしながらブローすれば
持ちのよいトリートメントの完成です。

あとはデイリーケアで傷んだ分だけ補修します


        カラー用語解説

*ニュアンス・・・・・・・色味、彩度

*オキシ(略式通称)・・・過酸化水素水

*パーマネントカラー・・・アルカリカラー

*セミパーマネントカラー・弱アルカリカラー

*アシッドカラー・・・・・酸性カラー

*フォーミュラ・・・・・・カラーの調合

*エマルジョン・・・・・・乳化

*アンダートーン・・・・・髪を脱色した時に出てくる、明るさと色味

*アンダーカラー・・・・・退色した髪に残っている、カラー剤の色

*アクセントカラー・・・・全体を引き締めるような色調

*ウイービング(スクーピング)・・一定の間隔で毛束をすくい上げて行くテクニック

*カラーコーミング・・・・異なった色調を塗布した毛束を、コームスルーして馴染ませる事

 *カラーコレクション・・・一つのデサインに
3色以上の色を入れること

 *カラーバランシング・・・新生毛の部分にアルカリカラーを使用し、一度ブリーチした部分に
                            酸性酸化染毛剤を使い、髪の根元からマッチさせるテクニック

*グラデーションカラー・・毛髪色調の段差をつけるカラーリングの事

*グレイカバライズ・・・・白髪染めの事

*コームオン・・・・・・・コームにカラー剤をつけ、コーミングをしながらカラーリングするテクニック

*コレクティブカラー・・・修正カラー。新生毛や裡色毛で2色になった部分を(他と合わせて)直すカラー

*コンプレメンタリーカラー・・補色の色同士で色を中和すること

*シューシャイン・・・・・アルミフォイルやコットンなどに薬剤をつけ、デザイン上のポイントなど
                            表面に
(鞘磨きのように)塗る技法

*シングルカラー・・・・・ワンメイク(1工程)ベースカラーの総称

*シングルプロセス・・・・根元から毛先まで同じ一つの色味にすること

*スクーピング・・・・・・毛束を少量すくってカラーを入れる技術

*スクラッチ・・・・ ・・指全体で髪をもみこむようにして薬剤をなじませる技法

*ストリーキング・・・・・ごく少量の毛束に、明るい筋をつけること

*スポークライク・・・・・つむじから放射線状に分け取るスライシングパターン

*スライシング・・・・・・スライスを毛流に沿って平行、または垂直に小さく薄くとり、                                          部分的にヘアカラーを入れ方向性、毛流れ、面を強調するテクニック

*セカンダリーカラー・・・プライマリカラーを2色ずつ組み合わせ、同量をミックス
                          してできる色のこと 
 赤+黄=橙 黄+青=緑 青+赤=紫

*ソープキャップ・・・・・カラー剤にシャンプー剤をミソクスして行うカラーリン
グ技法

*ダイアゴナル
・・・・・・対角線上斜めに分け取る45度のスライシングパターン

*ダブルプロセス・・・・・2つのプロセスを組み合わせてから行うテクニック

*ツータッチ・・・・・・・仕上がりの色むらを防ぐために、2段階の作業テクニックのこ

*ティッピング・・・・・・フロントのある部分の端だけ明るくする事

*ディメンショナルカラー・何色かを組み合わせ、立体感のあるカラーリングにするためのテクニック

*デザイニングカラー・・・組み合わせでヘアカラーのデザインを決めること

*ティント・・・・・・・・カラー剤が持つ色素

*トレーシング・・・・・・コームの上に薬液をのせ髪の表面になでるように塗布すること


*トナー・・・・・・・・・シャンプーブース内でダメージを与えないためにウエットの状態で
                          短時間に明度、彩度共に調整するアンダーカラーを下げながら
                          褪色した色を補給するテクニック


*ナチュラライジング・・・色々な髪の色をブレンドさせ、ソフトで明るい髪と少し深みの
                          ある髪をナチュラルヘアーに入れること

*ハイコントラスト・・・・色の対比の高いこと

*ハイライト・・・・・・・ヘアカラーを施した際に最も明るく見える部分

*ローライト・・・・・・・ベースに対して、暗い部分(影)をつけるテクニック

*バーティカル・・・・・・全頭を垂直に分け取るスライシングパターン

*バレヤージュ・・・・・・髪の表面をハケでカラー剤をさっと塗り、髪に陰影を与えるテクニック

*ピックアップ・・・・・・毛束を拾い上げてヘアカラーをするテクニック

*ピグメント・・・・・・・人が元々持っている髪のメラニン色素

*スフレーム・・・・・・・・フェースラインにアクセントをつけるカラーリング

*プライマリカラー・・・・赤・青・黄色の基本となる三原色

*ティング・・・・・・・・霜が降ったようにある部分だけを明るくしたり、暗くしたりしながら髪に
                            マッチさせるテクニック


*ブラッシュオン・・・・・専用のハケを使用してカラーリングをおこなうこと


*ブラシオン・・・・・・・ブラシの毛先に薬剤を乗せてブラシングするカラーリング

*ハンドオン・・・・・・・手のひらに薬剤を乗せ、手を使って塗布するカラーリング

*ティージング・・・・・・逆毛を立てた毛先にカラーリンクする技法

*プレピグメンテーション タメージ毛など色素の定着しつらい部分に行う前処理。
                                          予備染色のこと

*プレフィル・・・・・・・・色を均一にさせるため、ベースカラーを整えるためのカラーリング

*ポインティング・・・・・5mmから1〜2cm四方に毛束をとり、色を入れるテクニック

*ホリゾンタル・・・・・・トップから水平に分け取るスライシングパターン

*メッシュ・・・・・・・・髪の一部に違う色のヘアカラーを入れること

*リタッチ・・・・・・・・カラーリング後毛髪の新生部に染毛すること

*リバーシブルカラー・・・束を上に上げたときと、下に下ろしたときの色の出具合が違う
                          ようにするテクニック


*リフトアップ・・・・・・現状よりも明るくすること

*リフトダウン・・・ ・・現状よりも暗くすること

*レべル・・・・・・・・・明るさや暗さの明度

*ルート・・・・・・・・・毛髪の根元部分

*センター・・・・・・・・毛髪の中間部分

*エンド・・・・・・・・・毛髪の毛先部分



                    シェービングのQ&A

Q、シェービングとは?

A,レーザーや日本かみそりを用いて、顔面や頸部の毛をそり除く技術であり、顔そり
    ひげ剃りなどと呼ばれている。

なお、カット3年、顔そり10年と言われる程、奥の深い技術なのです。

Q、毛が硬く、肌がやわらかい人の対処法は

A. 条件         対処法

  毛が硬い     対角角度を小さくする

  毛が柔らかい   対角角度を大きくする

  髭が濃い     添えてを強く

  髭が薄い     添えてを軽く

  肌が堅い(強い) 強めのシェービング

  肌が柔らかい   軽めのシェービング

その他にも髭の向き、スチーミングやラザーリングの状態、気温などによって、
同じ人であっても、その都合を考えながら、最適な方法を用いなければなりません。

出血の原因は?

3大原因

  添え手が強すぎる → 毛根を出しすぎる

  添え手が弱すぎる → 髭に負けて、刃が皮膚に食い込む

  レーザーが切れない→ 髭が引っ掛かり、毛細血管を引っ張ってしまう。

                     追加 切ってしまう

シエービングの際の注意点は?

A,

  骨の上で剃らない → 痛みを伴う

  真下から剃らない → 痛みを伴う。皮膚を傷つけ過ぎる

  途中切りしない  → 引っ張られ出血の原因に。生え際から剃るようにする

Q、レーザーの形態と適した(適さない)部位とは?

A.
    角形(スクエア)    刀肩に重みがあるため、力がある。

              刀首が四角いため、髪際の剃りつけに適する。

  丸形(ダッチ)     刀肩に重みがあるため、力がある。

              刀首が丸いため、髪際の剃りつけに適さない。

  流線形(アイリッシュ) 刀肩に重みがないため、力がない。

              眉や髭の成形専門に開発されたもの。

  凹型(ホロー)     刀肩に重みがないため、力がない。

              本レ―ザ―に比べ、刀身に重みが無く、力がない。

  替え刃         刃角度を小さくして、小さくして、切れ味を高めている。

替え刃レ―ザ―の使用上の注意点は?

A,

  軽く持つ     → 棒剃りとなるため、力が分散しくい。→痛みを感じやすい。

  対角角度は小さく → レ―ザ―の重さが、刃を伝わって、皮膚を刺激することとな

             る。

  斜行しなくてよい → ほぼ棒剃りとなるため、力は分散しにくいが、斜行をしない

             ぶん、鋭い刃つけがなされている。

             逆に斜行をすると、切れ過ぎてしまい、皮膚に凹凸があった

             場合に、傷をつける恐れがある。

確実に45゜の斜行が行えれば、本レーザーのほうが良く剃れるし、人に優しい。

替え刃の刃角度は16゜の本レーザーに匹敵する。

Q、お湯で剃るべきか、泡でそるべきか

A,

  お湯のメリット  → 添え手がききやすく、ほりに適する。

  お湯のデメリット → 骨の上で剃る際には、引っ張り過ぎて痛くなる。

  泡のメリット   → 添え手がきづらく、軽めノムシェービングに適する。

  泡のデメリット  → ほる場合はセッケンのアルカリ分が、皮膚を刺激し、不快感

             を与える。

                             顔そりの実際

Q、第1回及び第2回ラザーリングにおいて、髭についている油分(皮脂線より分泌)を
    取り除いて   おき、逆剃りの際には、お湯を皮膚内(毛根部)に送り込むように
    するのはなぜですか?

A,お湯をつけ皮膚を摩ったときに、「若干白っぽくなり、セッケン分がやや残っているかな?」
    と感じるぐらいがベストです。

Q、レ―ザ―の運行速度は、順剃り・逆剃り共に、ワンストローク1〜2秒が望ましいのは
    何故ですか?


A,早いと力が入りすぎ、皮膚を刺激してしまい、遅いと、むずむず感(不快感)を
    与えてしまうからです。

Q、ストローク幅は、順剃り時に比べ、小さく(細かく)なるのは何故ですか?

A,添え手に近い部位の方が遠い部位よりも、毛が起きている(添えてがきいている)為、
    深い剃りがききや    すく、ロスが少なくてすむからです。

    添え手から約1〜3pの間(約2p幅)で運行するとよい。

ポイントとしては、「ピンと張られた皮膚が、元に戻ろうと、動きだそうとしたその瞬間、
レーザーによりスーと剃ることが快感を与えるシェービングとなります。

Q、ハンドルは45゜でなくてもいいのですか?

A,基本の持ち方にとらわれずに、安定した運行が出来るのが望ましく、技量により、
    真っ直ぐの状態で使用してもよい。

Q、対角角度を小さくするのは何故

A,切れ刃側よりも、刀肩から皮膚に接するようにすると、対角角度を抑えやすく、なおかつ
    入り方もスムーズとなり、あたりが柔らかくなるからです。

Q、シェービングに適した、よりよい環境をつくりだすには?

A,皮膚や髭を柔らかくし、緊張感を取り除くことが大切です。

Q、ラザーリングのポイントはありますか?

A,細かくクリーミーで、厚みのある方が望ましく、毛根部にしっかりとついていること。

Q、スチーミングのポイントはありますか?

,やや熱めのタオルの使用が望ましい。

食べ物の場合でも、物を蒸すという行為では、水分と温度が大変重要な要素となります。


Q、やや熱いスチームタアルを使ってお客様は不快に思わないでしょうか?

A,直接肌にスチームタオルが接するわけではありません。大切なことは、いかに
    良いラザーリングをするかなのです。

  また、髭の濃い人の場合は、通常よりも、長時間のスチーミングが効果的であり、その方法として、
    スチームタオルの2枚重ねは、有効な手段となります。



                                   デザイン用語集

プロポーション proportion

 割合。全体と部分との比率。黄金比率(黄金分割)は小部分の大部分に対する比率が
 1:1.618の状態を言う。


バランス balance ←→ アンバランス unbalance

 釣合。対比したものの均衡。量感、質感などの感覚的釣合を言う場合もある。

不均衡をアンバランスという。

シンメトリー symmetry ←→ アシンメトリー asymmetry

 対称。左右同型である状態。(sym=同じ metry=寸法)非対称をアシンメトリーという。
 ギリシャ語→ラテン語→仏語→英語


リズム rhythm

 律動。強弱などの周期的もしくは規則的な繰り返し。複数の部分に動きを感じさせる秩序を
 与えることにより起きる。

ムーブメント movement

 動き。ルーブマン(仏)ともいう。毛の流れや動きの意。ムーブメントが組み合わされて
 ヘアスタイルが形作られる。

ハーモニー harmony

 調和。原意は、音楽で複数の音が一つの音にとけあって響くことであるが、
 髪型構成の根幹となる重要原理の一つ。大別すると三つの型に集約できる。

(1)  類似 ・・・・・・ 例えば、同じような正確をもったものの組み合わせ

(2)  主従 ・・・・・・ 例えば、大きいものと小さいものの組み合わせ

(3)  対比 ・・・・・・ 例えば、異なった性格のものの組み合わせ

   ヘアの調和には、全体に対する部分の調和と、部分と部分との調和があり、
  また顔や体型などの外面的な調和や職業や地位などの内面的な調和もある。
  或いは大きさなどヘアの量的な調和もあれば、その質的な調和もある。
  さらに論理的な調和もあれば、倫理的でなくても習慣や錯覚によって快く
  感じる調和もあり、歴史、社会、人の属性、その他多くの要素が重層多岐に関係する。

ボリューム volume

 量感の意。一つの毛束またはある部位、或いは髪型全体から受ける毛髪の量感、
 またはその印象。

マテリアル material

  素材、材料、物の構成要素。生地としての毛髪の素材感の意。乾湿、重軽、剛柔、
  硬軟、色艶、  などの要因により、一本の毛髪から受ける感じやヘアスタイル
  または毛束の表面から受ける感じはそれぞれ様々である。一本の毛髪をとらえれば、
  ストレート、ストリーム、カール、ウエーブなどがあり、毛束またはヘアスタイルの
  その素材感は、ストレート、ストリーム、メッシュ、ウエーブ、カール、ロール、
  アフロ、カーリー、シャギーなどがある。素因との組み合わせが、ヘアスタイルの
  構成要素となる。

シルエット silhouette

  影、輪郭を示す影絵、アウトラインと同意語に使われることが多い。

アウトライン outline

  輪郭または外側の線の意であるが、髪型や手法の大要やあらましの意味もある。

デザインライン design line

 造形線。髪型を形作るための線、またはその予定線。これから造ろうとするヘアスタイルの
 アウトライン、ヘムライン、カットラインを総称していう。

デザインポイント design point

  創作全体のなかで重要とされる部位、部分。

ヘムライン hem-line

 伏毛がその重みで自然に落ち着き、あるいは梳かされた「縁(ふち)」の意で、
 カットされた ままの状態、またはセットされ多様に変化したときも、
 同様な意味である。ヘム(
hem)は、布や着物のへり、ふちの意で、
 例えばスカートの裾のことである。

カットフォーム cut form

  ヘアスタイルを構成する要素として、毛の長さ、方向、質感、アウトライン(シルエット)
  などがあげられるが、それらを分析するために必要なカットラインの展開を示すもの。
  なお、カッティングの技術姿勢の意ではない。



                 ヘアカラーリングQ&A

Q1 ホームカラー製品と、サロンカラー製品は、どこが違うのですか?

 ホームカラー製品は、使用者が自分で染めることが多いので、
    使いやすいさが重要になっています。
    製品形態も1剤と2剤を同時にブラシに
    出して塗布できるもの、くし状になった部分から薬剤が出て、コーミングの感覚
    で塗布できるもの、またボタンを押すと1剤と2剤が同時に出るエアゾールタイプ
  などがあります。
    色味も鮮やかさを抑えて、染めむらが無くなじみ易い色調が中心に
  なっています。シャンプー後も、成分が毛髪に残留しやすく髪のダメージにつながる
  おそれがあります

  サロンカラー製品は、色のバリエーションが豊富で原色に近い鮮やか色調などもあり
  髪の状態に応じて、薬剤を使い分けることができます。そこで、1剤ではアルカリタイプ
  だけでなく、低アルカリタイプ、弱酸性タイプなどがあり、2剤もさまざまな過酸化水素濃度
  のものがあります。
    サロンカラー製品は、ほとんどがクリーム状になっているのに対し、
  ホームカラー製品は、液状、泡状、ジェル状など、色々あるのも違います。
  さらにカラー製品以外の前処理剤や、後処理剤、リムーバー等があるのも
  サロン製品の特徴でしょう




Q すぐに染まるカラー剤と、やや時間がたってから染まるカラー剤では、
   中身が違うのですか?


A 従来からあるスピードヘアダイと呼ばれたりするタイプは、アルカリ度が非常に高く、
  デメリットがあります。形態も、液体タイプのものが多くみられます。

  現在主に使われているやや時間がたってから染まるタイプは、反応速度が緩やかな分
  スピードタイプに比べれば、負担も軽くダメージもやや抑えられます。
  色のバリエーションも豊富で、形態もクリームタイプが主流です。


Q 酸性酸化染毛剤と酸性染毛料は、どう違うのですか?

A 「酸性酸化染毛」は医薬部外品で、2種類の薬を混ぜて使うタイプです。ブリーチ作用
  により明るい色に染めることができ、色持ちも良いのですが髪の損傷があります。
  また、人によってはカブレを起こす場合があります。
   一方「酸性染毛」は、化粧品で1剤だけで使用するタイプです。
  髪を余り明るくすることはできず、色持ちは
23週間位です。また、カブレや髪の傷みは
  ほとんどありませんが、欠点は汗などで色落ちしたり、頭皮に色が着くと落ちにくいことです。
  したがって、地肌近くは染められないので、白髪の多い人には向きません。

Q4 前処理、後処理って何ですか?

A 前処理は、主となる作業の前にその効果の補助や毛髪の保護、又は作業を
  しやすくするために行われる処 理のこと
で、毛髪のダメージ予防や保護の
  ための作業が一般的です。」
  
後処理は、ヘアカラーや、パーマの施術後に行うヘアケア処理のことです
  毛髪の損傷を最小限に防ぐことや、効果の持続性を高めるために行います。
  一般的には、髪の
pHを施術前の状態に近づける中間処理や、ヘアカラーの退色を
  防止する成分、毛髪の損傷を補修する成分、毛髪に栄養を与える成分を施す処理操作
  を言います。


Q パッチテストって何ですか?

A パッチテストは、皮膚貼付試験のことです。この試験では、アルカリ染料などの
  ヘアカラーの成分にアレルギー反応を示すかどうかがわかります。
  @使用するヘアカラー剤を、使用法に定められた割合で調合し、テスト液を作ります。
  Aこれを腕の内側に
10円硬貨大に薄く塗り、自然乾燥させます。
  (塗った部分が
30分位しても乾かない場合は、ティッシュペーパーなどで軽くふきとります。)
  Bそのまま触れずに
48時間放置します。(時間を必ず守ること!)
  Cテスト部位の観察は、テスト液塗布後
30分位及び48時間後の2回は必ず行って下さい。

   その時、塗布部に発疹、かゆみ、水泡、刺激などの皮膚に異常あった場合には、
  直ちに洗い落とし染毛はしないでください。
48時間以内であっても、途中同様の皮膚の
  異常を感じた場合には、直ちにテストを中止し、テスト液を洗い落として染毛は
  しないでください。
  この試験結果は、ヘアカラーの経験回数や体調、その他の要因で変わることがあるので
  染めるたびに、毎回行うよう指導が義務づけられています。また一回かぶれた場合は、
  一生かぶれます。


Q 施術前のシャンプーは、必要ですか?

A アルカリカラーでは、地肌に対する刺激を最小限に押さえるために、基本的に施術前
  のシャンプーを行いません、
しかし、毛髪に油分の強い整髪料や、枝毛コート剤などが
  付着していると、キューティクルが膨潤しづらくなるので落とさなくてはいけません。
  その時も頭皮に傷をつけないように、もみ洗い程度で優しくシャンプーしましょう。
  またシャンプーの後の濡れたままの状態で施術すると、思ったような色が出なくなるので
   完全に乾かしてから行いましょう


      酸性カラーの場合は、イオン結合で染料を毛髪の表面に付着させるわけですから、毛髪の表面
  が汚れていたら 染料が付着しづらくなります。よって油分やシリコンを取り、色素の吸着を
  よくするために必ずプレシャンプーをしましょう。その場合には酸性カラーの染まりを
  高める専用のシャンプーを使うことをお薦めします。




Q
7 ヘアカラーの際に、指定された放置時間をオーバーすると、毛髪に影響はありますか?

A 種類、タイプによって若干異なります。アルカリカラーの場合は長時間放置すると、
  毛髪だけでなく頭皮までも傷める恐れがある
ので、注意する必要があります。

Q ヘアカラーをした髪に、ムースやトニック等を使用しても大丈夫ですか?

 A アルカリカラー(2種類の薬を混ぜて使うタイプ)のものは特に問題ありません。
      ただし、酸性カラー(酸化染毛料)はアルコールに弱いので、アルコールの
  入っているトニックや育毛剤、ムース等は色落ちすることがありますので、
  使用は控えた方が良い
でしょう。

Q9 寒色系(アッシュ、マット他)の色持ちが悪いのはなぜ?

 染料の分子(色の粒)は、色によって大きさが違っていて、一般的に青、
  緑の染料の分子は大きいので、毛髪への浸透しにくいため
に、洗浄で流れ出たり
  物理的に落ちたり、日光や紫外線の影響を受けやすく退色が早くなるのです。

Q10 昆布やワカメは本当に白髪を予防しますか?

 A 海草類はヨードがたくさん含まれているので、これが甲状腺に働きかけ抜け毛や
  白髪を防ぐ効果があります。とにかく毛根に充分な栄養が供給される事が大切です。
  
なお、白髪を防ぐ食べ物は、(カキ・ごま・そばなど)カルシュウム(ひじき・
  青のり・煮干しなど)セレニウム(バター・大豆・緑黄野菜など)などを摂ると良い

Q11 ヘアカラーは、ただ塗るだけで良いのですか?

A そうです。塗ればいいんです。しかし、明るさや色味を均一にするにはそれだけでは
  いけません。カラーリングの大事な三要素として、温度,時間,塗布量(浴比)
  があ
ります。頭の部位や髪の根元や毛先においても、染まりやすい部分と
  染まりにくい部分とがあります。

Q12 うちのお店にはカラーのお客様がいないのだけど?

A すべてにおいて同じお店はありえません。自店の現状を把握すべきです。しかし、
  おしゃれ染めのお客様は少なくても,白髪染めのお客様はいらっしゃるのでは
  ないでしょうか。
    白髪染めも明るさ、色の種類,しっかり染めるのか、目立たなく
  させる程度なのか,で薬剤も技法も変わってきます.そこから始めて少しずつ 
    おしゃれ染めなどにも挑戦して行きましょう


Q13 白髪染めとおしゃれ染めは違うのですか?

A はい、違います。白髪を染めるために作られた薬剤と、黒髪を染めるために
  (明るい髪色)作られた薬剤です。もう少し詳しくお話すると、薬の作用は同じなの
  ですが薬剤(1剤)の中に含まれる染料(黒〜こげ茶〜茶)の配合量が白髪染めには
  多いのです。
     技術的にも,白髪染めは薬剤の塗布をたっぷりと,おしゃれ染めは均一に
  塗布することが大切です。

Q14 ブリーチとヘアカラーは違うのですか?

A はい、違います。ブリーチは髪のメラニン色素を破壊して色を明るくするだけです。
  それに対してヘアカラーは髪のメラニン色素を破壊して色を明るくして、同時に色を
  入れ、色味を加えているのです。

Q15 色の三原色とは何ですか?

 A 青(シアン)赤(マゼンダ)黄(イエロー)の三色のことです。これらの色と無彩
  (黒〜灰〜白)を混ぜることにより色は無限大に広がります。


Q16 色の三属性とは何のことですか?

A 色相(色合い)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)のことです。例えば色相が赤でも
  
明るい赤、暗い赤、鮮やかな赤、濁った赤と様々です。そうした赤色を明度や彩度で
  分類します。


Q17 カラーチャートどおりの色にならないけど、どうして?

 A 原因としてまず時間をしっかり置いていますか?基本的には自然放置で25分〜30分
  置かないと色が入りません。あとは髪質によって色の出方が違います。
  仕上がりの色=ヘアカラー剤の色+髪質(髪の元々の色)です。

Q16 黒く染めた髪を明るくするにはどうすれば良いのですか?

A 基本的にはできません。「脱染」といって、黒の染料を取り除くのですが、
  どうしてもムラになりやすいし 髪の毛にもかなりのダメージを与えます、
   ヘアカラーの基本は、常に明るめに染める事です。明るすぎるのは黒くできますから。


            以後も増やしていきますので、お楽しみに。